太陽光発電の一括見積サイトを使って複数の見積もりを入手してから、さてどのように価格が比較すれば良いのでしょうか?メーカーもバラバラ、設置kW数もバラバラ、金額もバラバラになっていることがほとんどだと思います。ここで、見積もりを比較するポイントを紹介します。

1.太陽光発電の項目に含まれている内容を確認する

基本的に太陽光発電システムの導入にかかわる費用というのは大きく分けて3つに分類されます。

「機器の費用」

  • 太陽電池モジュール:ソーラーパネルのパネルのこと
  • パワーコンディショナー:発電された電気を家庭で使える形に変換する
  • 接続ユニット:太陽電池からの配線をまとめて接続する
  • 昇圧ユニット:異なる系統の電圧を調整する
  • 架台:屋根に設置する台。パネルを置く基礎

「工事の費用」

  • ソーラーパネルの設置工事
  • 電気配線工事
  • 足場設置費用

「諸費用」

  • 発電モニター
  • 諸経費

です。メーカーによって、販売業者によって、設置する屋根の形状などによって、上記すべてが絶対必要というわけではありませんが、基本的に上記のような項目が太陽光発電システム導入には必要になってきます。

詳細の項目を記載していない販売業者の見積もりは安くても要注意です。他の業者の見積もりと比較して不足がある場合やざっくりとしか書いていない場合は、その販売業者に問い合わせてみるか、他の業者に依頼すると良いでしょう。

2.kW単価で比較する

太陽光発電システムの場合は、同じ屋根でもメーカーによって載せられる面積が異なってきます。一括見積サイトで見積もりを取る際に「メーカー指定」で見積もっていれば基本的には同じ条件になりますが、そうでない場合は、載せられるkW数がバラバラになってしまいます。

例えば

  • 太陽光発電 A 100万円 2.4kW
  • 太陽光発電 B 185万円 3.4kW
  • 太陽光発電 C 115万円 3.15kW

という形になります。これではどう比較してよいのか?わかりません。

この場合は、kW単価で比較します。

kW単価 = 太陽光発電システム価格合計 ÷ 総発電量kW(キロワット)

で計算できます。

  • 太陽光発電 A = 100万円 / 2.4kW = 42.7万円/kW
  • 太陽光発電 B = 185万円 / 3.4kW = 54.4万円/kW
  • 太陽光発電 C = 115万円 / 3.15kW = 37.5万円/kW

という形になります。この場合、一番kW単価が安いのは「太陽光発電 C」ということになるのです。

3.発電量で比較する

一括見積サイトで販売業者に見積もりを取った場合には、メーカーがばらばらになってしまうことがあります。

太陽光発電システムのメーカーが違うとどういうことが起きるかというと

  • 価格は安い:同じ設置面積でも発電効率は低いメーカー
  • 価格は高い:同じ設置面積でも発電効率が高いメーカー

というものができてくるのです。特に海外メーカーであれば安い反面、発電効率が良くない傾向にあり、国内メーカーであれば高い反面、高品質であるため発電効率が高い傾向にあるのです。

高くても、発電効率が高ければ短期間で投資回収ができることになります。

どのメーカーかも決めかねている場合は、販売業者に発電シミュレーションを依頼して、年間いくらの節電効果(+売電)ができるのか?を試算してもらいましょう。はじめから見積もりだけでなく発電シミュレーションを提示してくれる販売業者もいます。

投資回収期間 = 太陽光発電システム導入にかかった全費用 / 年間の節電効果(+売電額)

で計算することができます。平均的に10年~15年と言われていますが、投資回収期間は短ければ短いほどお得な太陽光発電システムと言えるのです。

4.保証、アフターサポートも考慮する

見積書に記載されているかは販売業者によって異なりますが、金額以外に注意しなければならないのが「保障やアフターサポート」です。メーカーの保証はソーラーパネルに対する保証なので、雨漏りや台風などの時にパネルが外れてしまった場合の保証は関係ないのです。これらの工事保証は販売業者がサービスしているものなので、販売業者によって工事保証の期間や対象などが異なります。当然工事保証がなく安い販売業者もいるのです。

金額以外で一番重要なポイントは「保証」と言っても過言ではありません。